吉井クリニック

ホルモン補充療法

1960年代から、アメリカを中心に、エストロゲンの効果がとりだたされ、エストロゲン補充療法が行われるようになり、「永遠の女性」を求めて、大変ブームになりました。しかし、1975年頃よりエストロゲン服用者に子宮内膜癌の発生率が高いことが報告され、エストロゲン補充療法は急速に下火となりました。

しかしその後の研究で、子宮癌の発生を抑制するプロゲステロンというもう一つの女性ホルモンと併用することで、ホルモン補充療法を受けなかった人よりも、ホルモン補充療法を受けた人の方が子宮体癌の発生率が低下するという結果が認められ、安全な治療法であることが証明されました。

こうして、1983年頃より二つの女性ホルモンを用いたホルモン補充療法が復活し、日本でも普及するようになってきました。

現在、私たちが行っているホルモン補充療法は、こういった2種類の女性ホルモンを投与する方法で、非常に安全な治療法です。

欧米では、現在このホルモン補充療法は、女性としての若さや美しさを保つための治療法として人気が高く、更年期障害に悩む女性だけでなくふつうの閉経後の女性が高齢化社会を元気に生き抜くために必須の治療法として、2〜3人に1人が治療を受けています。

ホルモン補充療法の副作用

副作用として、乳房の張りや性器出血などがありますが、若さを取り戻した一つの現象ととらえていただくか、また、薬の投与方法などで調節することも可能です。また、胃腸症状などを訴えられる方も、時にありますが、これも薬の投与方法で改善することができます。

吉井クリニックでは、症状、年齢、基礎疾患により、それぞれの方に適した投与法で治療を行っていきます。

ホルモン補充療法が受けられない患者さんには

しかし、基礎疾患によりホルモン補充療法を受けることが出来ない場合や、ホルモンに抵抗を感じる場合にも、色々な治療法を提供しています。

そのため当院では、カウンセリングにより個人個人にあった適切な治療法を選択し、ご本人とじっくり相談した上で治療にあたります。

現在当院で行っている更年期障害の治療法としては次のようなものがあります。個々の症状や治療効果、副作用などをみながらこれらの治療法を組み合わせ治療に当たることもあります。

  1. ホルモン補充療法
  2. プラセンタ療法
  3. 漢方治療
  4. 星状神経節ブロック
  5. アロマセラピー
  6. 食事療法、運動療法

女性の健康管理

平均年齢が80歳代を迎えた今日、女性は人生の半分をホルモン欠乏状態ですごすことになります。

女性の場合、生活習慣病は生活習慣のみならず、ホルモンのバランスに密接に関係しています。

吉井クリニックでは、女性の健康管理を行う上で、ホルモンのチェックは不可欠であり、そのバランスを整え、将来起こりうる骨粗鬆症や心血管系疾患、さらには老人性痴呆などを予防し更年期以後の人生を女性らしく生き生きと過ごせるように適切なケアをも指導する必要があると考えています。

また、様々な女性の症状の背後にある治療すべき疾患を見つけだすため従来より行われている消化器・循環器・呼吸器などの疾患や乳癌、子宮癌のチェックも必要であり、多方面から全身管理を行っていく必要があると考えています。