ボトックス注射
ボトックスとは
botoxボトックスはボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種で、神経伝達物質「アセチルコリン」の伝わりを弱める働きがあります。 例えば、筋肉が緊張している部分にボトックスを注入すると、神経を通して送られる「筋肉を動かせ!」という命令が弱められ、筋肉がリラックスした状態になるのです。ボトックスは1970年代から眼科、神経内科において、顔面チックや斜視、斜頚など、筋肉の活動亢進から起こる多くの疾患に用いられており、日本でも眼瞼痙攣の治療薬として、 1997年4月から厚生労働省の認可を受けており、その安全性はすでに確立されています。美容治療に応用され始めたのは1980年代後半からで、2002年にはしわ治療薬として米FDA(米食品医薬品局)認可を受けました。 美容治療の目的で、約70ヶ国で使用されており、最近では、その手軽さから爆発的な人気を集めています。 また近年、多汗症の治療にも使用されています。