モーニングアフターピル

モーニングアフターピルについて

Morning-After Pill

「危険な日に、避妊をしなかった!!」という事態が発生したとき、性交後に内服することで妊娠を回避するお薬が、「モーニングアフターピル」(緊急避妊薬)です。

当院では、以下の3種類のピルを取り扱いしております。それぞれの薬の特徴は、下の表の通りです。

モーニングアフターピルを性交後72~120時間以内に服用を開始することで、妊娠の危険性を減少させることができます。 妊娠阻止率は、プラノバールを使用した場合57%、レボノルゲストレル(ノルレボ後発品)を使用した場合85%、エラを使用した場合98%で、妊娠する確率は2%ですので、理論上はかなりの高い確率で妊娠しないということになります。


費用と比較

プラノバール錠  エラ レボノルゲストレル
(ノルレボのジェネリック)
厚生労働省承認 × ×
妊娠阻止率 57% 98% 85%
服用方法 初回2錠、12時間後に2錠 1錠1回のみ 1錠1回のみ
副作用 悪心、嘔吐率が高い ほとんど認めず ほとんど認めず
料金 5,000円(税抜) 11,000円(税抜) 9,000円(税抜)

※ 初診料:1000円(税抜)、再診料:500円(税抜)

check

  • レボノルゲストレルやプラノバールは、性交渉から時間が経過すればするほど、妊娠阻止率は低下します。
  • エラは、120時間以内であれば妊娠阻止率は98%と高い効果を認めます。服用のタイミングが遅くなった場合には、特にお勧めです。
  • 気づいたタイミングからなるべく早めに服用することを推奨しております。
  • 出血の有無に関わらず、服用3週間後に市販の妊娠検査薬で検査して下さい。
  • 服用してから2時間以内に嘔吐した場合、再度服用いただく必要があります。
  • 緊急避妊薬は胎児奇形や将来の不妊の原因になりません。

服用後の注意点

モーニングアフターピルの服用後、早ければ3・4日後に消退出血(生理)が起きます。これで緊急避妊法は成功ということになります。但し、時期によっては(黄体期に入ってから)、すぐに消退出血(生理)が来ないことがあります。消退出血(生理)の時期は1週間後のこともありますし、通常の生理の時期までないこともあります。

3週間待って、もし消退出血(生理)が来なければ、妊娠していないか検査を受ける必要があります。 また、緊急避妊法実施後の排卵は、予測がつかないので、自然の生理が来るまで確実に避妊することをお勧めします。

check

モーニングアフターピルは、あくまでも緊急の避妊法です。
ホルモン量は多くなりますので、体への負担もかかります。
普段は、確実な避妊方法(低用量ピルなど)を行うようにしてください。

不安なこと、心配なことがあれば、ご相談下さい。
自分の体は、大切に。自分自身で守りましょう!