乳がん検診
乳癌検診について
Breast cancer超音波検査では、高周波探触子を用い、全乳房を検索します。 乳癌検診における超音波検査に熟練し、早期乳癌を数多く発見してきた専門の女医による検査ですから、恥ずかしがらず安心して受診していただけます。
超音波検査では、高周波探触子を用い、全乳房を検索します。 乳癌検診における超音波検査に熟練し、早期乳癌を数多く発見してきた専門の女医による検査ですから、恥ずかしがらず安心して受診していただけます。
わが国の乳癌は、加速度的に増加の一途をただっており、死亡率も増加しています。
全罹患者数では、女性では胃癌、大腸癌についで第3位で、最近の特徴としては50歳以降の乳癌が増加していることがあげられます。2015年までに乳癌罹患数は1.59倍増加し、胃癌と入れ替わって第1位になることが推定され、今後乳癌の予防はますます大切です。
しかし乳癌は、体表から触れることのできる癌であり、自分でさわって発見できる癌でもあるのです。
早く見つければ、100%治ることも少なくありません。
乳癌の早期発見のために、年に一度の乳癌検診と、月一回の自己検診を心がけましょう。
特に次のような条件にあてはまる人は、乳癌になりやすいと言われています。
乳癌検診を積極的に受けましょう。
年に1度は乳癌検診を受けましょう。 近年、乳癌の画像診断が急速に発達してきています。
乳癌検診では視触診に加えて、画像診断を導入することで、1cm以下の微小乳癌、触知出来ない乳癌を発見することが出来ます。そういう段階で発見された乳癌は、根治が可能ですし、最小限の手術で治療することも可能です。
乳がんになる女性が増加傾向で、日本人女性の12人に1人が発症しているといわれています。
しかし早期発見、早期治療で完治し、ほかの臓器への転移も防ぐことができます。
その早期発見に重要な乳がん検診についてご紹介します。
乳がんとは~
乳がんとは乳腺に拡がり、血管やリンパ管にのって全身をめぐり、
リンパ節や、骨、肺、肝臓さまざまな組織や臓器に転移することもあります。
しかし、がんの大きさが2センチ以下で他への転移がない場合は、
治療することによって約90パーセントの人が治るといわれているのです。
乳がん検診や自分で乳房のしこりや周辺の皮膚の変化、
リンパ節の腫れを見つけて症状に気づく場合があります。
乳がん発症のリスクと可能性
乳がんになる可能性は30歳代後半から40歳代にかけて高くなっています。
初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、出産歴がない、初産年齢が遅い、授乳歴がない、
閉経後の肥満、飲酒、一親等の乳がん家族歴、良性乳腺疾患の既往歴などが乳がんのリスク要因です。
乳がんは女性なら誰でもかかる可能性のあるがんですが、
上記の条件が当てはまる人は、特に検診を欠かさず受けるようにしたいものです。
乳がん検診の方法
乳がん検診をおススメするのは、40歳以上の症状が出ていない女性です。
そして1~2年に1度、受診することが望ましいです。
検査方法としてまず、問診で生理周期など月経の状態、妊娠や分娩、
授乳の履歴、家族の乳がんになった人の有無などが聞かれます。
その後、医師の触診、マンモグラフィ検査(乳房専用のエックス線検査)、超音波検査などを行います。
マンモグラフィ検査では乳腺も乳がんも白く抽出されるのですが、超音波検査では、
乳腺は白く、多くのがんが黒く抽出されるので、乳がんを発見しやすいというメリットがあります。
マンモグラフィ検査では乳房を挟んでエックス線撮影するので痛みや苦痛を感じることもあります。
特に、筋肉質な人、乳房が固い人、生理前で乳房が張っている人は痛みを強く感じる傾向にあります。
それに対して超音波検査はそんな痛みもなく放射線の被ばくもありません。
超音波検査は、しこりが良性か悪性かを判断するのにとても有効です。
がんを見落とすことのない高いスキルを持った検査技師や
医師が超音波検査を行うことがとても大切なことです。
乳がんのセルフチェックや検診を受けることの意義
乳がんは早期に発見され適切な治療を受ければ生存率が高いがんです。
また、乳房を触ってしこりの有無を調べたり、乳房からの分泌物の有無、乳房の大きさ、
形、くぼみ、皮膚の色、引きつりなどで、体の外見からもわかるがんでもあります。
月に1回、生理が始まって5~7日後、おっぱいに痛みや
張りがなくて柔らかい時期に触ってみるとチエックしやすいです。
セルフチェックを行いながら、定期検診を受けることが早期発見につながり、
万が一、乳がんを発症しても、早期の治療で生存率が格段に高くなります。